日付:2022年04月1日
■無意識に嫌なリアクションをする人は、気づいていないかもしれない
4月になって、新年度がスタートしました。
さまざまなタイプの人との出会いも増えるでしょう。
人と関わるなかで、ときには不快な反応が返ってくることもあります。
・過度にため息をつかれる
・乱暴な返しをされる
・機嫌が悪いのを態度に出される
こういった反応をされると、とても腹立たしい気持ちになってしまいますよね。
同じ立場の同僚にこんなリアクションをされたら、どう伝えるのがいいか、悩むところでもあります。
なかには、新入社員がこうした態度をとることもあるかもしれません。
そのときに強く伝えた場合、パワハラだと言われてしまう可能性も…。
本人が無意識の場合は、自分がどんなリアクションをしているのか気づいていないこともあるでしょう。
■不快なときは相手にわかるように伝える
本人が無意識にしているのであれば、その態度はおそらくずっと変わりません。
本人も、許してくれるまわりに甘えてしまっている状態です。
これ以上感情をぶつけられないようにするためには、どうするのがいいでしょうか?
それには、こちらからの意思表示が必要です。
対策としては相手を責めるのではなく、「嫌だ」というサインを送ることに効果があります。
「その言葉には傷つくよ」
「書類を投げるように置くのはやめてもらいたいんだ」
「注意したときに、すぐに『でも』と言い訳しないでほしい」
相手に知らせなければ、ずっと本人は気づかないままです。
直らないうえに、ときには態度が増長することもあるでしょう。
このタイプに伝えるときのポイントは、まず「事実」を話すこと。
たとえば、
「いつも嫌そうな反応をするのをやめてほしい」
とこちらの主観を伝えると、
「いつもじゃないです」
「嫌そうな反応なんてしていません」
と反発されかねません。
ですから、
「話し合いの場でため息をつかれると、やりにくいんだよね」
「いまの言い方はやめよう」
と、短い指摘をします。
いま相手がしたことに対して感じたこと、やめてほしいことを、事実をもとに短い指摘にして伝えるようにしてください。
立場が上の人に対しても、同じ人に対しても、それは変わりません。
同じようにこちらもイライラして伝えてしまうと、さらに変な攻撃をしてきたり、拗ねて嫌な態度をとってくる可能性もあります。
相手を責めずに、冷静に事実を伝えるようにしたいですね。