『アンガーマネジメント大全』
日経BP 日本経済新聞出版
●多様性の時代に注目されるアンガーマネジメント
「アンガーマネジメント」は怒ることを否定するのではなく、自らうまくコントロールして適切なコミュニケーションを促進する手法。2020年6月のパワハラ防止法の施行で注目されたあと、ダイバーシティ&インクルージョンの考え方が広まったことで、さらに関心の裾野が広がった。
本書は、『怒りの扱い方大全』(2021年7月)を改題して出版。『日経文庫 アンガーマネジメント』を読んだ後、より事例を知りたい人にとって最適な1冊。
ポップなイラストや図を多用し、多くの読者を引きつける。チームで怒りに対処したり、自分に対するイライラにも対処できるようになる。
『アンガーマネジメントの手法をいかし、上手に叱る・伝えるテクニック 小学校教師のための言い換え図鑑』
誠文堂新光社
小学校の先生が、学級経営や職場の人間関係、保護者との関係において、怒りをコントロールしたり、相手に伝わるコミュニケーションを取ったりするための本です。そのために、「アンガーマネージメント」のメソッドやテクニックを用います。
アンガーマネージメントとは、1970年代にアメリカで生まれたメソッドです。
アンガーマネージメントというと、怒らない人になれる、イライラしないようになれる……と思われるかもしれませんが、そうではありません。
怒る必要のあるときに上手に怒れて、怒る必要のないときには怒らなくて済むようになることを目指すための、心理トレーニングです。
日々の学級経営の中で、つい子どもに怒鳴ってしまったり、同僚や管理職に対してイライラしてしまったり、保護者に対して言いたいことが言えなくてモヤモヤしてしまったりすることもあるでしょう。
うまく子どもを叱れるようになりたい、管理職や保護者にうまく言葉で伝えたい。
そんなときにこの本を読んで、アンガーマネジメントの基礎を学び、日々の仕事に取り入れて、気持ちを表現できるようにトレーニングしてみましょう。
本書では、学校の先生方が実際に直面している「怒りがわく場面」の事例集ごとに、
具体的にどのように怒りを処理し、どう言えば上手にコミュニケーションがとれるか、「言いかえ」の提案をしています。
日々の学級経営に、ぜひ役立ててください。
アクティブ・リスニング ビジネスに役立つ傾聴術
日経BP 日本経済新聞出版
●「聴く」ことは仕事を推し進めること
相手の話をじっくり聞くことで相互の理解が深まるという「傾聴」。実際、心理的安全性を高めることで相手が話しやすくなるなど、コミュニケーションが改善する効果がある。
そういった「カウンセリング」的傾聴術から、本書では一歩進めて「ビジネスを前に進める」ことを意識する。「聴く」ことによって、話を自分の思う方向に仕向ける「アサーティブ」なコミュニケーションも可能になるという。
●アンガーマネジメントやアサーティブ・コミュニケーションの視点も必要
純粋に「聴く」というのは意外と難しく、様々な感情が巻き起こってきて口を挟みたくなる状況が何度となく生じる。そのときにいかにフラットな気持ちで話を聴けるか。解決策としてアンガーマネジメントで学んだ「6秒待つ」「メモをとる」ということが活きてくるという。また、日頃からバイアスを取り除く訓練も必要だ。
一方で、アクティブに聴くには相手から話を引き出す「質問する力」も必要だ。質問することでコミュニケーションのイニシアティブを取り、仕事を思うようにコントロールすることも可能となる。
本書では、リモートワーク時や集団的コミュニケーションなどのシーンを含めて、様々な事例を盛り込んで解説する。
怒らない100の習慣
WAVE出版
アンガーマネジメントの専門家として多くのトレーニング実績を持つ著者が、怒りを上手にコントロールためのシンプルな行動習慣を100例挙げ、丁寧に解説しています。 「怒り」は、老若男女を問わず誰もが持ち合わせている感情。 その感情の正体を知ることで、他人にも、そして自分自身にも振り回されなくなります。 怒りがわいたら100例の中から好きなもの、気になるものを試してみましょう。 シンプルであっても、その効果が実感できるはずです。 怒りに振り回されない日々を送るヒントが詰まった一冊です!
Amazonで購入 ︎アサーティブ・コミュニケーション
日経BP 日本経済新聞出版
●求められる「アサーティブ」な会話
「アサーティブ」とは「自分を主張する」という意味だが、ここでは、相手を尊重しながらも自分自身の意見を伝えるという意になる。組織の多様性、そして心理的安全性が言われる職場において、誰もが臆することなく、一方で誰もが相手を追いつめることなく、意見を言える環境が求められている。
在宅勤務が増えて、オンラインやメール主体のコミュニケーションが増えると、発言がしにくかったり、顔が見えないことによる攻撃的なコミュニケーションが増える可能性がある。アサーティブ・コミュニケーションの考え方は以前から日本に導入されていたが、いま改めて、そのニーズが増しているといえる。
本書は、『日経文庫 アンガーマネジメント』の著者が、怒りをうまくコントロールした先にあるコミュニケーションとして、アサーティブ・コミュニケーションの考え方と実践法を語る。
●職場のケースを中心に
アサーティブ・コミュニケーションは、アンガーマネジメントの延長戦上にあるとも言える。相手を尊重し、自分の思いを抱え込むことなく語れば、他人への攻撃や自分へのイライラを押さえ込むことができる。アンガーマネジメントでは、「~こうあるべき」という思いが相手を許せないという行動につながっていたが、アサーティブ・コミュニケーションでは「アンコンシャスバイアス」という無意識な思い込みが、相手を必要以上にやっつけたり、必要以上に遠慮してしまったりする原因となる。
本書はビジネスの現場視点から書かれているのが特徴。事例が豊富で、コンパクトに基本がわかる1冊。
「あとから怒りがわいてくる人」のための処方箋
新星出版社
「あの場では笑ってすませたけど、いまになってだんだん腹が立ってきた」
そんな、思い出し笑いならぬ“思い出し怒り”に心を煩わされた経験のある人は多いのではないでしょうか。
「次に会ったときにわざわざあらためて相手に抗議するのもおとなげない気がするし、
そもそも自分が根に持ちすぎなんじゃないだろうか…」などと、思い出し怒りはなかなか気持ちの持って行き場がなく、
頭の中でぐるぐると考えてしまう分、長期間にわたって引きずりがちなもの。
そんなやっかいなあとからわく怒りの感情をうまくコントロールし、心をスーッと楽にするための具体的な方法を1冊にまとめて紹介します。
怒りの扱い方大全
日経BP 日本経済新聞出版本部 2021
コロナ禍で慣れないテレワークが続く中、漠然とした不安をかかえ、ストレスを溜め込む人が増えている。日本アンガーマネジメント協会には、「怒りっぽくなった」「イライラが募って仕事に集中できない」「仕事が進まず自分に腹が立つ」などの意見が多数寄せられ、個人での研修受講も増えているという。
「アンガーマネジメント」は怒ることを否定するのではなく、自らうまくコントロールして適切なコミュニケーションを促進する手法。コロナ禍の中で心身への負荷が高まる中、さらに注目を集めている。
●「自分への怒りをうまく扱える」のも必要なスキルに
「怒る」というと、「上意下達」「パワハラ上司」のようなイメージもあるが、個人のちょっとしたイライラ感情も立派な怒りである。怒りのコントールが必要なのは、上に立つ人に限るわけではなく、フラットな組織で協働して最大限パフォーマンスを上げるために、誰にも必要とされるスキルである。
本書の中での解決アプローチは、「自分がコントールできないことに悩まない」「怒りをお願いに変換する」「スルー力を鍛える」「~べきと言わない」など様々だが、著者が実際にアドバイスした内容を中心に執筆する。失敗話なども盛り込み、具体性に富むものとする。
なお、「なんでこんなことができないんだろう」「意思が弱いのはなぜだろう」と、自分を責めるのもれっきとした怒り。テレワークが増えて自分に向き合う時間が増える中、自分への怒りのコントロールも生産性向上と健康維持のために不可欠。こちらにも多くの紙幅をさいて解説する。
【目次】
Chapter1 怒りの仕組みを知っておこう
Chapter2 まずは小さな怒りをしずめる練習から 初級編
Chapter3 ちょっとしたテクニックが役に立つ 中級編
Chapter4 重度の状況にはチームで対応する 上級編
Chapter5 自分に対するイライラの扱い方
アンガーマネジメント (日経文庫)
日本経済新聞出版社 2020
大企業に向けた2020年6月のパワハラ防止法の施行を前に、
「パワハラ防止のためにアンガーマネジメントを導入したい」というご要望を多く頂くとともに、
「パワハラを意識し過ぎて うまく叱れない」
「パワハラの知識はわかったけど、具体的にどうすればいいのか」
「どうすれば職場の心理的安全性を高めることができるのか」
このような相談を現場で受けることも多くなりました。
本書ではアンガーマネジメントの基本的な考え方や実践法はもちろんのこと、
価値観の相違のあるメンバーとのコミュニケーションのとり方をはじめとして、指導の仕方、叱り方、怒りに巻き込まれた時の対処法についても職場での事例を紹介しつつ解説しています。
第1章 なぜ、いま必要なのか
第2章 怒りはどこから来てどこに向かうのか
第3章 怒りの構造を知ろう
第4章 アンガーマネジメントの実践
第5章 怒りに巻き込まれたときの対処法
第6章 指導の仕方、叱り方
〈イラスト&図解〉コミュニケーション大百科
かんき出版 2019
コミュニケーションは永遠の課題ー
研修や講演の場で相談、質問を受けた様々な事例を盛り込み、 コミュニケーションの悩みの代表に挙げられる「伝える」「聴く」 「質問する」「切り出す・切り返す」「大勢の前で話す」 「仕事以外で会話する」という6つのテーマで101のメソッドと 343のフレーズを紹介しています。
好かれる人や一目置かれる人はどんなことを心がけているのか、 なぜそれをするといいのかというところまで、フレーズ例を交えながら 解説した本です。
働く女の品格 30歳から伸びる50のルール
毎日新聞社 2018
年齢を重ねた分、経験を積み、丸く、柔らかく、しなやかに熟し、何歳になっても能力も魅力も伸びていく女性がいるいっぽう、いつまでも若さに甘えたり、経験があるがゆえに、それにこだわって変化を拒み伸び悩む、残念な女性がいます。
両者の違いとは何でしょうか? そして、いくつになっても成長を続け、周囲から際立つ女性に欠かせないものとは?
そのひとつが、「品」や「品格」と呼ばれるもの。とはいえ、思い立って、すぐさま身につくようなものではありません。それを、日々の暮らしのなかで少しずつ身体にしみこむように50の項目にまとめた本です。
第1章 働く女の11の基本ルール
第2章 感情と心を整える10のルール
第3章 人間関係にわずらわされない10のルール
第4章 ふるまいに品を添える8つのルール
第5章 運を引き寄せる話し方と言葉の11のルール
「つい怒ってしまう」がなくなる 子育てのアンガーマネジメント
青春出版社 2017
私たちが振り回されてしまう「怒り」という感情は、どのような ものなのか、子どもや夫、家族など、近しい人たちにカッとなって しまったとき、どうしたらいいのか。
「ウソをつかれた」「宿題をやらない」「夫が育児に協力してくれない」 など…
よくあるイライラしてしまうシーンへの対処法や怒りの感情を 瞬時におさえる方法、親子関係がぐっとよくなる言葉のかけ方など…
私自身も直面し、お母さんたちからもよく寄せられる相談を厳選して 取り上げた本です。
誰とでも気軽にうちとける自分になれる本
王様文庫 2016
まわりから「感じがいい」「親しみやすい」と思われる人は、 仕事でもプライベートでも人間関係に恵まれて毎日が充実しています。 そういう人たちが、さりげなくしている「自然体で感じのいい コミュニケーション」のコツを様々な具体例とともにあげています。 「アンガーマネジメント」等をベースにするコミュニケーション研修の エッセンスが凝縮された一冊です。
Amazonで購入 ︎苦手意識がなくなる会話術
大和書房 2016
自分の伝えたいことをうまく伝えられない」
「まわりの人の感情に振り回されてしまう」
「ついまわりの人の顔色をうかがってしまう」
など、よく研修でご相談、ご質問いただく内容に関して、 アドラー心理学、アンガーマネジメント、アサーティブをベースに考え方や伝え方のコツを事例をまじえながら紹介しました。
コミュニケーションの苦手意識を払拭するのは難しい、と皆さん言います。 でも「難しい=できない」というわけではなく、ただやり方に慣れていないだけ。 「こうすればいいのでは?」「こう考えてみては?」 研修でお伝えしていることをまとめた1冊です。
いつも怒っている人も うまく怒れない人も 図解アンガーマネジメント
かんき出版 2016
「図解」というキーワードがタイトルにあるように、アンガーマネジメントの考え方やテクニック、さらに伝え方のポイントも、事例とともに 図とイラストをふんだんにつかって わかりやすく解説しました。
本を読むのが苦手な人でも、時間がない人でも、ひと目で大切なポイントがわかるよう、日々の生活の中でも、少しずつ無理なく取り組める1冊です。
本書では、アンガーマネジメントを老若男女問わず、誰もが身につけることができるような1冊です。
マンガでやさしくわかるアンガーマネジメント
日本能率協会マネジメントセンター 2016
マンガの主人公 若竹しおり(信用金庫に勤務する女性社員)が、 アンガーマネジメントと出会って成長していくストーリーを追うことで、「アンガーマネジメントとは」「怒りが生まれるメカニズム」 「アンガーマネジメントのテクニック」「怒りを上手に伝えるには」 その他、叱り方のポイント、相手の怒りへの対処等が学べる1冊です。
Amazonで購入 ︎アンガーマネジメント 怒らない伝え方
かんき出版 2015
「怒ってはいけない」と思いこんでいませんか。 怒りを感じることは決して悪いことではありません。怒る必要があるときには怒っていいのです。大切なのは、怒りに振り回されずに適切な伝え方ができることです。
「怒り」の扱い方がわかり、怒りを溜めず、相手に伝わる言い方について、アンガーマネジメントとアサーティブの考え方やスキルも含め、多くの事例を紹介している1冊です。
家族、友人、職場の上司や部下に、イラッとしたときの伝え方のコツがわかります。
アドラー流 たった1分で伝わる言い方
かんき出版 2014
アドラー心理学の「言葉がけ」「伝わる言い方」に特化した一冊。
気持ちをうまく伝えられないとき、苦手な相手と話さなければいけないとき、お願い・断り・注意など、言いづらいことを話さなければいけないとき…など、どう伝えればいいか迷ってしまうことについて、よくある例をピックアップして、具体的な言葉がけフレーズを紹介する。
人見知りな人、人と会話するのが苦手な人、人間関係でもめてしまったことがある人、人と深い付き合いや深い関係を築きづらい人に、とくにおすすめ。
「こんなとき、どうする?」に応える、かゆいところに手が届く本。
ゼロから教えて 接客・接遇
かんき出版 2012
敬語の使い方、身だしなみ、電話応対、クレーム対応…。
接客・接遇で求められる本物のスキルを、あなたは十分に身につけているでしょうか? お客さまにどのような対応をするかによって、顧客満足度は格段に変わってきす。
本書は、接客・接遇の超基本から、お客さまを感動させる応対アドバイスまで、厳選してまとめました。豊富な事例満載で、新人のあなたにも、教育担当になったあなたにもおすすめの一冊です。
組織の「伝わらない…」を
「わかり合えた!」に変える
多様性を受け入れようと言われているなか、
とくに管理職の方たちは組織内外の
コミュニケーションで非常に苦労されています。
弊社は現場で起こる問題を解決する会社です。
4,000の現場に足を運び、
直接声を拾い上げ、研修や講演を通して、
コミュニケーションのあらゆる問題を
クリアにしてきました。
組織の「伝わらない…」を
「わかり合えた!」に変える研修をお届けします。