日付:2026年08月20日
◼️立場を利用せず、よりよい成果につながる伝え方をする
自分が発注する立場にいると、
「こちらが仕事をお願いしているのだから」
という気持ちから、
知らず知らずのうちに高圧的な言い方をしたり、
無理な要求をしてしまったりすることはありませんか?
配慮に欠けた言動が、
カスタマーハラスメントや下請けいじめなど、
大きな問題につながってしまうケースも耳にします。
「お願いした通りに進めてもらえない」
「約束したことを守ってもらえない」
そのような状況では、
思わずイラッとしてしまうこともあるでしょう。
それでも、「よりよい成果を出す」という
本来のゴールを見失わず、相手の改善につながる
建設的なフィードバックを心がけたいところです。

◼️改善してほしいことを具体的に伝える
受注側でも発注側でも、
フィードバックをするときに
押さえておきたいポイントは変わりません。
たとえば、
納品された製品の品質に問題があった場合は、
次のように伝えます。
「納期通りに納品してくださり、ありがとうございます。とても助かります。
じつは、この製品の一部**の箇所に欠陥がありました。
期日に間に合うことももちろん重要ですが、
弊社では品質管理も重要と考えています。
今後も取引を継続するにあたり、いま一度、
チェック体制を徹底していただけると助かります」
今後、よりよい成果につなげていくためにも、
フィードバックでは次の3点を意識してみてください。
1 何が問題だったのか、事実を伝える
2 今後どのように改善してほしいのか、具体的に伝える
3 対応してくれたことへの感謝を伝える
問題点だけを指摘するのではなく、
事実と改善してほしいことを具体的に示しながら、
感謝も伝えることがポイントです。

◼️こちらも協力する姿勢を示す
さらに、発注側として
「こちらができることは協力します」
という姿勢を伝える方法もあります。
たとえば、依頼している案件について、
相手から出された提案がこちらのニーズとずれていたとします。
そのような場合は、
「ご提案いただきまして、ありがとうございます。
拝見したのですが、こちらがお伝えしたニーズと
ずれているところがありました。**の箇所です。
いま一度、ご検討いただけますでしょうか。
このまま進めると、本来の方向性と異なってしまいます。
もしミーティングの場が必要であれば設けますし、
こちらから追加でお出ししたほうがよい資料などがあれば、
どうぞおっしゃってください」
といった伝え方ができます。
発注側だからと一方的に改善を求めるのではなく、
「こちらにできることはします」という姿勢を示すことで、
よりよい信頼関係も築きやすくなります。
お互いがよりよい成果を目指すためのやりとりとして、
フィードバックを上手に活用し、
取引先とのパートナーシップを育んでいきたいものですね。

『すごいフィードバック 心が動き、行動が変わる!』
(かんき出版)好評発売中!





