日付:2026年07月10日
◼️声だけだからこそ、話し方を意識する
メールや対面だけでなく、
電話でフィードバックを伝える場面もあるでしょう。
電話では表情やしぐさが見えないため、
対面以上に話し方が相手へ与える印象を左右します。
そのため、とくに意識したいポイントが2つあります。
まずひとつ目は、落ち着いた口調で、ゆっくり話すことです。
たとえば、
「時間をつくってくれてありがとう。
電話で話したほうが誤解なく伝えられると思って」
というように、
相手が一度で聞き取りやすい速さを意識して話します。
わたし自身、もともと早口なので、
とくにネガティブなフィードバックをするときには、
一方的に話している印象にならないよう、
途中で間を置くことを心がけています。
もうひとつは、声のトーンや話し方に気を配ることです。
長年、コールセンターで電話応対の指導をしてきましたが、
電話では対面以上に心の状態が声にあらわれると言われています。
姿や表情が見えなくても、声のトーンや話し方から、
「イライラしているのかな」
「今日はいつもより機嫌がよさそうだな」
「忙しくて焦っているのかもしれない」
と相手の心の状態を感じた経験はないでしょうか。
だからこそ、ポジティブなことを伝える場面では、
「Hさんにお礼を伝えたくて電話したんだ。ありがとうね」
というように、
嬉しい気持ちが伝わる明るい声を意識します。
一方で、改善してほしいことを伝える場面では、
強い口調にならないよう、
落ち着いたトーンで話すことが大切です。
たとえば、
「Aさん、時間をつくってくれてありがとう。
大切なことだから、メールではなく電話で話したかったんだ」
「こんなことがあったので、ここは直してもらえたらと思っているんだ」
「このことについては、Aさんの考えも聞きたいと思って、
電話で伝えることにしたんだ。聞いてどう思う?」
というように、相手の意見も確認しながら話を進めていきます。

◼️一方的に話さず、会話になるよう心がける
電話では顔は見えませんが、
声の様子から相手の気持ちはある程度伝わってきます。
落ち込んでいるのか、感情が高ぶっているのか、
それとも落ち着いて話を聞いているのか。
そうした反応に気づけるよう、
一方的に話し続けるのではなく、
質問をしたり、間をとったりしながら
会話を進めることが大切です。
また、話が長くなりすぎると、
伝えたい内容がぼやけてしまいます。
反対に、3分程度で終わってしまうと、
一方的な伝達になり、
相手の考えを聞く時間がありません。
相手の意見も聞くことを考えると、
10〜15分程度を目安にするとよいでしょう。
とくに耳の痛い話をするときは、
相手が真剣に聞いてくれていると、
ついあれもこれも話してしまいがちです。
気づけば、フィードバックではなく
説教になってしまうこともあります。
そうならないためにも、
事前に伝えたいポイントを書き出し、
本当に伝えたい内容を整理しておくことが大切です。

◼️電話では伝えないほうがよい内容もある
電話は、すぐに相手と連絡がとれる便利な手段です。
でも、内容によっては電話ではなく、
対面で話したほうがよい場合もあります。
たとえば、
・役割を外すことを伝えるときや、厳しい注意をするとき
・落ち込みやすい人や、まだ十分な信頼関係ができていない人と話すとき
このような内容は、相手の表情を見ながら対面で話すことをおすすめします。
電話は便利なコミュニケーション手段だからこそ、
内容に応じて使い分けることが大切です。
誤解やすれ違いを防ぐためにも、
場面に合わせて上手に活用していきたいですね。

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