-COLUMN-

チームの長に気になることを伝えたいとき

日付:2026年05月20日

◼️伝えやすい関係であれば、まずは1対1で話す

 

チームの長に対して、

「気になっていることを伝えたいけれど、どう話せばいいのかわからない」

と悩む場面もあるかもしれません。

 

上司へフィードバックをする際は、

1対1でも複数人でも、基本的な考え方は同じです。

 

ただし、複数人で伝える場合には、少し気をつけたい点があります。

 

たとえば、2〜3人で集まり

「Uさんのこういうところが問題なんです」

という伝え方をしてしまうと、相手によっては

責められているように感じてしまいやすくなります。

 

場合によっては、吊し上げのような空気になりがちです。

 

複数人で伝えるのは、相手の立場や影響力が大きく、

1対1では言いづらい場合だけにしましょう。

 

普段から話せる関係性があるのであれば、

まずは1対1で伝える方法がおすすめです。

 

また、話す際には前置きが長くなりすぎないようにします。

 

たとえば、

 

◎部下

「今後のチームのために、Uさんにお伝えしたいことがあり、お時間をいただきました。

 お時間をつくってくださり、ありがとうございます」

 

このように、目的を簡潔に伝えるほうが意図は伝わりやすくなります。

 

一方で、

 

×部下

「こんなことをチーム長に言うのは本当に気が引けて、

 失礼になってはいけないと思ったのですが、誤解のないように……」

 

と前置きが長くなると、

本当に伝えたい内容が見えにくくなってしまいます。

 

話し始める前に、何を伝えたいのかを整理しておくと安心です。

 

 

 

◼️「意見・提案・お願い」という姿勢を忘れない

 

アサーティブ・コミュニケーションの研修では、

「どう伝えるか」の練習を行います。

 

たとえば、次のような伝え方です。

 

◎部下

「全体ミーティングで『みんな意見を言ってほしい」

と言ってくださることは、大変ありがたいことです。

とはいえ、実際に誰かが

『こんな改善をしていけばいいのではないか』と言うと、

『いやいや、そんなことできっこない。前例もないし…』と、

いままでやってきたことの事例を踏襲することになって、

意見を言っても、受けとめてもらった気がしないケースが続いています。

そのため、提案する気になれないというメンバーも出てきています。

これでは、今後、わたしたちのチームの新たなサービスには

つながらない可能性もあると危惧しています。

ですから、チームメンバーの発言に対しては、

『やったことがない』『前例がない』『うまくいくはずがない』

という発言ではなく、

いったん意見を聞いて議論をさせていただけないでしょうか」

ここで大切なのは、相手を責めないことです。

「こんなふうに言っておきながら、聞いてくれないですよね」

と責める形になると、揉めてしまい、話が進まなくなってしまいます。

 

そうではなく、「意見」「提案」「お願い」という姿勢で

伝えていくことがポイントです。

 

そして相手が、

 

「そうだったんだ。こちらも、これまで経験のないことには、

つい無理だろうと思う気持ちが働いてしまったんだ」

 

と受けとめてくれたときには、

「ご理解いただきありがとうございます。今後ともよろしくお願いします」

と前向きに締めくくるようにしてください。

 

フィードバックの相手が上司でも部下でも、

目指したいのは「理想のチームづくり」という

共通のゴールです。

 

せっかく時間をつくるのであれば、

相手を責める場ではなく、

チームがよりよい方向へ進む

きっかけとなる時間にしていきたいものですね。

 

 

 
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