-COLUMN-

部下が周囲に迷惑をかけた。本人が落ち込まないようにフィードバックするには?

日付:2025年10月1日

◼️まわりに与える影響を具体的に伝える

 

「注意したいけれど、言い方を間違えると相手を落ち込ませてしまう…」

「どう伝えれば相手に伝わり、改善につながるのか…」

 

こういった伝え方について悩むことはありませんか?

 

仕事の場面でメンバーがミスをしたとき、経験が浅い人は

「自分の行動が周囲にどんな影響を与えたのか」

を想像できないことがあります。

 

だからこそ、実際に起きたことをもとに、

具体的にイメージできるように伝えることが大切です。

 

たとえば、次のように声をかけてみましょう。

 

上司

「Dさんが情報を共有しなかったことで、送り先への対応が遅れてしまったんだ。

チーム全員で取引先を担当しているから、

ほかのメンバーが一生懸命に築いてきた信頼までも失う可能性があるよ」

 

上司

「Tさんの提出が遅れると、

その後の工程に進む人たちの作業開始も遅れてしまうんだ。」

 

このように、

「その行動が周囲にどんな迷惑や影響を及ぼしているのか」

を相手が理解できる形で伝えることが、

効果的なフィードバックにつながります。

 

 

◼️チーム全体への影響に気づいてもらう

 

ネガティブなフィードバックを伝えるときに、

「どれだけまわりに迷惑をかけたと思っているんだ」

「あなたのことでみんなが困っている」

といった言い方をすると、相手は

「みんなからそう思われているんだ…」

「自分は嫌われているんだ…」

と受けとめ、必要以上に落ち込んでしまうことがあります。

 

そのため、伝える際には

「あなたも大事なチームの一員だから、次からはこうしてほしい」

というように、前向きな方向性を示すことを意識してください。

 

とくにチームで動いているときは、

早めに軌道修正しなければ、

ほかのメンバーのパフォーマンスにも悪影響が及ぶ可能性があります。

 

本人が迷惑をかけたことに気づいていないと、不満が溜まり、

チーム内の関係性が悪くなってしまうこともあるのです。

 

そのまま放置してしまうと、

「どうしてリーダーは注意してくれないのだろう」

と、上司への信頼を失うことにもつながりかねません。

 

周囲に迷惑をかけているメンバーがいる場合は、

本人が自分のミスによって

どんな影響を与えているのかを理解できるようになるまで、

きちんと伝えることが重要です。

 

小さな工夫が、仲間との信頼をさらに深めるきっかけになります。

 

ネガティブなフィードバックも正しく伝えることで、

より強く、信頼できるチームへと成長していきたいものですね。

 

 

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