-COLUMN-

相手の成長に目を向けていますか? ポジティブフィードバックでやる気を引き出す伝え方

日付:2025年09月1日

◼️ポジティブなフィードバックで心を掴む

 

「成長や努力を伝えてもらって、とても嬉しかった」

「些細なところも見てもらえていて、モチベーションが上がった」

 

このような経験をしたことはありませんか?

人は、ほんのひと言で前向きな気持ちになることがあるものです。

 

「以前より、こんなことができるようになっているね」

「ここがよかったよ」

 

こういったポジティブなフィードバックは、

相手のやる気を大きく引き出します。

 

大切なのは、ほかの人との比較ではなく、

その人自身の変化や成長に目を向けて伝えることです。

 

◎ 上司 「誰の助けも借りずに、自分ひとりでここまでできるようになったよね」

◎ 上司 「前はここまでできなかったけれど、この1ヵ月でできるようになったね」

 

このように、その人の成長のプロセスに目を向けることが大切です。

 

また、ポジティブフィードバックを伝えるタイミングは、

ゴールである100%を達成したときだけではありません。

 

0から20、20から50といった、

段階的な成長を感じられたときにも伝えることで、

「この人は、自分の変化や成長をしっかり見ていてくれているんだ」

と相手は実感し、さらにモチベーションが上がります。

 

 
 

◼️努力の背景にも注目しよう

 

ある研修先の職場で、

マネージャー職のTさんから伺ったエピソードをご紹介します。

 

上司

「Mさんは会議で発言するとき、
 以前は発言の内容がわかりづらいことがあったけれど、
 先ほどは、自分の意見を論理的で明確に伝えていたね。
 端的で、とてもわかりやすい発言でよかったよ」

 

上司

「この2ヵ月で、何か特別に取り組んだことがあったの?
 以前と比べてかなり変わったね」

 

Mさん

「じつは、自分の稚拙な発言を改善したいと思って、
 週に1回ロジカルシンキングの講座に通っています」

 

上司

「そんな努力をしていたんだ! だから、こんなによくなったんだね」

 

このやりとりのあと、ほかの人から

「Mさんが、『Tマネージャーにこんなふうに

言われて、わたしの成長を見ていてもらえたのが嬉しかったです』

と、言っていました」

と教えてもらいました。

 

成長の過程に注目して、

タイミングよくフィードバックすることの大切さを、

改めて実感した事例です。

 

ポジティブフィードバックを伝える際には、

相手に「どんな取り組みをしてきたのか」を聞いてみてください。

 

小さな変化にも目を向け、

成長の背景にある努力を聞き出すことができたら、

相手は「もっと成長し続けたい!」「もっとがんばろう!」

と前向きな気持ちになり、

モチベーションアップにつながります。

 

ポジティブなフィードバックの積み重ねで、

相手の成長を促していきたいものですね。

 

 

 

『すごいフィードバック 心が動き、行動が変わる!』

 (かんき出版)好評発売中!