日付:2021年09月10日
■「たとえば…」の例示が相手を救う
打合せや会議、社内のミーティング、必要に迫られてやりとりをしなくてはいけない場面で、相手が返答に詰まってしまうということはありませんか?
相手がなかなか回答できないなと感じたら、さりげなく答えやすい問いかけをしてあげましょう。
おすすめなのは、「たとえば…」と例示してあげること。
「最近注目している御社の商品はなんですか?」
とあなたが尋ねたとき、相手が回答に困っていたら、
「たとえば、コロナ禍で家で楽しめるグッズなどが話題になっていますが、御社では今後、どんな商品を開発する予定でしょうか?」
と、具体的な例をあげるのです。
質問が抽象的なままでは、何を聞かれているのかがわからず、回答しにくいものです。
でも、例を言ってもらえると、相手も答えやすくなります。
■具体的な質問をする
具体的な例をあげると会話も弾みます。
ただし、自分自身が相手に伝わりやすい例をあげることが必要ですね。
そのためにも、質問の意図や目的を考えることを心がけましょう。
・相手のHOW(どのように)WHAT(何を)WHY(なぜ)を知りたいとき
例)新商品の詳細を教えてください。
たとえば、その商品はどのように開発されて、なぜ売上があがっているのでしょうか。
・相手のニーズを引き出したいとき
例)新商品の特徴はなんですか。
たとえば、お客さまはどんなとき、どのような場面でその商品を使いますか?
・相手の未来について質問したいとき
例)1年後はどうありたい?
たとえば、実現したいプロジェクトや身につけたいスキルがあれば教えてもらえますか?
・紹介するために、異性の好みを聞きたいとき
例)どんなタイプが好き?
たとえば、料理が上手で家庭的な人、仕事をバリバリしている人とか…。これだけは譲れないというものはありますか?
このように、「たとえば…」を使えば、場のコミュニケーションも円滑になるので、普段の会話でも具体例をあげて話をすることはおすすめです。ぜひ試してみてくださいね。