日付:2022年02月1日
■上司に過度な期待をしない
上司の無責任さを感じると、かつてあった上司の振る舞いが思い出され、
「きっとまたこうに違いない!」
とイライラしたことはありませんか?
上司にもいろいろなタイプがいます。
パワハラをしてくるような本当に困ったタイプの人がいるのも事実です。
でも、たくさんの企業でお話を聞いていると、
「上司なんだから、自分以上のパフォーマンスを出せて当然」
という、過度な期待を持っている人が、増えているように感じます。
その期待の通りにいかないと、
「なんで上司のくせに」
という思いを抱いてしまうのです。
見えていないだけで、上司という立場にいることで背負っているものがあります。
でも、それは上司になってみないとわからないもの。
上司と部下の間にある立場のギャップが、問題をこじらせてしまっているというケースはよくあるものです。
実際、あなたが望む100%完璧な上司には、なかなか巡り会えるものではありません。
人は、自分の「こうあるべき」という理想や期待が裏切られると、腹が立つものです。
まず、自分が過度な期待をしていないかどうか、振り返ってみたほうがいいでしょう。
■無責任な上司への対処法
「無責任」といってもいろいろあります。
そもそもどのようなことを無責任と感じたのか、振り分けてみましょう。
たとえば、「自分に関係のないこと・あること」で分けることもできます。
そして、自分の身に降りかかることに対しては、上司の無責任さによって被害を受けなくてすむように取り組みましょう。
《自分に関係のない無責任さ》
・出社が遅い
・仕事に一切かかわってこない(信頼して全面的に任せているかもしれないけれど)
《自分に関係のある無責任さ》
・言ったことを忘れる
(対策)→議事録やメモをとる。メール上に記録を残す
・トラブルや確認事項を報告したのに、「知らない」と言われる
(対策)→ほかの上司にもCCをつけて、報告や相談をする
上司だからといって過度な期待をしないことが一番です。
また、上司が無責任だとしても、自分に関係する範囲でトラブルにならないように、対策を打てば、怒りは減っていくはずです。
上司に過度な期待をせず、まずは自分でトラブルを防ぐ対策をしましょう。