日付:2022年08月10日
■嫉妬することで自分が損をすることに気づこう
同僚の女性に対して、
「なぜ彼女ばかり、仕事のチャンスがまわってくるのだろう…」
「ちょっとかわいいからって、チヤホヤされてずるい…」
と、嫉妬の気持ちがわいた経験はありませんか?
嫉妬する相手がいい気になっていれば、余計に腹が立ち、
「わたしだってがんばっているのに…」
と、長い間気持ちを引きずってしまうかもしれません。
『嫉妬をいちいち気にしない! 実力を磨いて突き抜けよう』の記事でも触れましたが、
嫉妬についてもう少し深く解説します。
身近な同僚だけに、「なんであの人ばかり」と心穏やかでいられないこともあるでしょう。
でも、嫉妬や妬みを抱いていると、佇まいや雰囲気から、負の空気がにじみ出てしまいます。
まわりから、怖い人だと思われてしまっているかもしれません。
妬みが強ければ強いほど、自分が損をする悪循環になってしまうのです。
あなたのイライラは、嫉妬と妬みのどちらでしょうか?
嫉妬と妬みは、似ているようで違います。
「嫉妬」は、自分の持っているものを奪われることへの恐れやいら立ち。
長所を含めた相手の性質をうらやんだり、腹立たしくなるときに抱く気持ちです。
一方、「妬み」は、自分にないものを持っている人がうらやましくて、腹立たしく感じる気持ちです。
これを分析すると、頭の中で理性が働きはじめます。
そうすると、イライラモヤモヤした気持ちも、冷静に整理しやすくなるのです。
《嫉妬の例》
・いまの自分の役割や、ポジションが奪われてしまう
・いままで自分がひいきされていたのに、新入社員や若くてかわいい子が入ったら、上司たちがそちらに目をかけるようになってしまった
《妬みの例》
・自分よりうまくいっている◯◯さんがうらやましい
・あの人は自分にない能力を持っている…
・◯◯さんはわたしより容姿がいい…
■嫉妬や怒りを成長の原動力に変えよう
どうがんばっても手に入らないものや、身につかないものもあるでしょう。
たとえば、容姿の場合は、うらやましく思い続けるだけでは、なかなか解決にはつながりませんよね。
嫉妬や妬みを持つこと自体は、いけないことではありません。
何について嫉妬しているのか・妬んでいるのかを客観的に分析してみると、どうにかできること・どうにもならないことに分けられます。
もしどうにもならないことであれば、
「自分の別の能力を磨くことで、ほかにがんばれることはないか」
と考えてみることが得策です。
相手がいい評価を受けている部分があれば、よきモデルとして真似できるところを取り入れてみましょう。
嫉妬は、建設的な動きに変えていくことで、成長の原動力にもなります。
嫉妬の気持ちを否定するのではなく、味方につけられるといいですね。