-COLUMN-

「嫌われたくない」から言わない! の悪循環から卒業しよう

日付:2021年06月10日

■いい関係を築くために、言いたいことを言ってみる

 

「こんなこと言ったら嫌われるかも…」

と思って、言葉を飲み込んでしまうこと、あなたにも経験がありませんか?

誰でも嫌われたくないという思いを持っているものです。

 

わたしのもとにも、よくこんな声が寄せられます。

「部下に注意をしなければいけないけど、うまく注意できるか不安…」

「上司と違う意見を言わなければいけないけど、言いにくい…」

「理不尽なお客様に対して、こちらの思いをきちんと伝えたいけど…」

 

このように、嫌われるのが怖くて自分の本心を相手に伝えられない人が多いのです。

 

でも、よく考えてみてください。

あなたの思いを言ったからといって、100%嫌われるものではないはずです。

もちろん、「言わなかった=好かれる」というわけでもありません。

 

「嫌われるのが怖い」と思って言いたいことを言わないと、「あのとき、なんで言わなかったんだろう…」と、あとから後悔することになります。

 

■伝えるときは、伝え方を工夫する

 

いつも「こんなことを言ったらどう思われるだろう…」と考えている人は、相手の顔色をうかがっているため、必要以上に遠慮した言い方になってしまいます。

そうすると、本来伝えたかったこととのズレが生じて、うまく伝わらなくなってしまうのです。

 

こういったことが続くと、

「どうせ言っても伝わらない…」

「あの人はわかってくれない…」

と、思いを伝えることをはじめから諦めたり、相手そのものに苦手意識が湧いてしまったり、人間関係にストレスを感じるようになっていきます。

 

失敗は誰にでもあるものです。

でも、過去の失敗や未来への不安にとらわれて行動しないでいると、結果的に何も変わることがありません。

 

オンライン化が主流になり、コミュニケーションのカタチが変化しているいまだからこそ、勇気を出して一歩踏み出してみましょう。

そうすれば、確実に相手との関係性が変わっていきます。

 

いままで怖くてできなかった行動をあえてしてみませんか。

自分が変われば、まわりも変わります。

「嫌われるのが怖くて伝えられない」は、あなたの思い込みにすぎないのです。

 

言えば嫌われるのではなく、言い方を工夫すれば、相手が不愉快になることはありませんよ。

ぜひ相手に伝わるような言い方を心がけていきましょう。